Ramaz Nikoladze
ラマズ・ニコラゼ
20世紀初頭に現当主ラマズ・ニコラゼの曾祖父が約10haのブドウ畑で醸造所を設立したが、ソビエト連邦に没収された。その後は自家消費用のブドウ畑0.8haの収穫を、庭に埋めたクヴェヴリで醸造していた。2004年にラマズがスローフード協会に、ジョージアの伝統的醸造法を守る生産者として紹介されたことがきっかけとなって、2007年に「ニコラゼエビス・マラニNikoladzeebis marani」を設立。イメレティ地方の亜熱帯湿潤気候の重い粘土質土壌で、地場品種のツィツカとツォリコウリ等を栽培している。2010年に有機栽培と伝統的醸造をモットーにするワイン生産者団体「クヴェヴリワイン協会」を同志達と設立。2015年に新たに0.8haのブドウ畑を購入し、それまで屋外にあったマラニを屋内に移した。近年はティエリー・ピュズラなどフランスのヴァン・ナチュールの生産者達と交流が深い。ジョージアのクヴェヴリワイン生産者達の顔役的存在。